2019年APECチリ・マイニング・ウィーク会議参加報告 New

2019-08-27

2019年8月26日
企画調査部:吉田直人

2019年APECチリ・マイニング・ウィーク会議参加報告

  1. 会議主旨
    チリが鉱業国のため、APECの分科会のひとつとして鉱業分野のテーマを専門的に扱った会議。
    主目的は、域内鉱業国相互の交流と各種情報交換など。
     
  2. 参加国、日本の代表団、開催地など
    (1)参加国:豪、カナダ、チリ、中国、日本、パプアニューギニア、タイ、台湾、米の9代表。鉱業隆盛のインドネシア、フィリピン、ペルー、メキシコなどは不参加であった。
    (2)日本代表団平石好伸チリ大使夫妻、武(たけ)喜久雄1等書記官
       JOGMEC:目次(めつぎ)英哉審議役、村上尚義サンチアゴ事務所長
       アタカマコーザン:曽田健社長代行、三田晋一郎取締役(兼ミネラ・ニッテツ社長)
       日本鉱業協会:吉田直人以上8名(議題に応じて各自選択参加)
    (3)開催地と日時チリ共和国コピアポ市AntayCasinoHotel。2019年8月5日から8月8日まで7セッションを実施。日本は4セッションに参加。
    (4)その他会議の全体リーダーはプロクリカ鉱業大臣。運営はチリ外務省APEC部署がリード。
     
  3. 協会参加セッションと要旨
    (1)官民マイニング・ダイアローグ(8月7日午前)
       JOGMEC目次氏が日本を代表して、チリ国有の産銅会社であるCODELCOとの技術紹介協定の実施内容を、具体的な例を数個入れて発表。
       当日の発表中、唯一、具体的な現場事例があるプレゼンで会議の主旨によく沿った内容であった。

       他に、豪、カナダより、持続的開発政策の紹介や尾鉱ダムの管理規準などの紹介があった。チリは、CODELCOや、ENAMIなどの
       産銅会社による発表を行ない、持続的開発や環境配慮、尾鉱ダム管理情報一元化システム構想を紹介した。
       米国、中国の発表はなかった。

       
       (官民マイニング・ダイアローグで発表中のJOGMEC目次審議役と会場風景)

        
       (官民マイニング・ダイアローグでの代表団と大臣集合写真(APECサイトより引用))

    (2)サンホセ鉱山落盤事故奇跡の全員生還9周年セレモニー(8月5日午後)
       2010年8月5日午前に起きた当該事故による、70日間におよんだ、坑内に閉じ込められた33名全員の救出を祝うセレモニー。
       現場には、現在、数か所の遺構と簡単な説明書きがあるだけ。当時救出された従業員の代表者やプロクリカ鉱業大臣、アタカマ州知事
       などが体験談や祝辞を述べ、あらためて奇跡の救出劇を祝った。

        
       (サンホセ奇跡の生還記念式典での日本人参加者(APECサイトより引用))

       
       (サンホセ鉱山跡全景。画面右の中ほどがセレモニー会場)

    (3)露天掘り鉱山見学(8月7日午後)
       CAP社セロ・ネグロ・ノルテ(CerroNegroNorte鉱山見学。露天掘りの鉄鉱石鉱山で、コピアポ地域を代表する鉱山として
       紹介があった。

       
       (CAP社鉱山概要説明を聞く日本側参加者APECサイトより引用)

       
       (鉱山用の巨大なローダーを見学APECサイトより引用)

  4. その他
    チリではカナダの鉱山会社による投資や事業活動が活発であり、会議中や見学中に話したカナダ人の多くが、彼らの身近かな日本の非鉄メーカーの
    名前を口に出し、日本人との出会いを喜んでくれた。しかし、チリ全体では、日本あるいは日本人の鉱業分野における投資や活動への認知度が高い
    とは言えないのは残念である。

    チリは、2019年のAPEC幹事国である。様々な行事や活動報告は以下のサイトにアクセスして知ることができる。
     

  https://www.apecchile2019.cl/

以上

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